「明日早いのに、眠れない…」
「どうでもいいことが頭をグルグル回って止まらない…」
布団に入っても思考が止まらず、寝たいのに眠れない夜。
そんな「考えすぎによる不眠」は、誰にでも起こりうるものです。
実はこのタイプの不眠には、やってはいけない行動がいくつかあります。
無意識にやってしまっていることが、脳をさらに興奮させ、眠れない状態を悪化させているのです。
この記事では、考えすぎて眠れない夜に「やらない方がいい行動」を5つ紹介します。
もし当てはまる行動があれば、ぜひ今日からやめてみてください。
■ やってはいけないこと①「スマホで調べ物を始める」
眠れない時、ついスマホを手に取ってしまうことはありませんか?
「不眠 原因」「明日の天気」「SNSチェック」など、なんとなく検索してしまう――これは脳への刺激として最悪の選択です。
スマホのブルーライトは脳を覚醒させ、情報が次々に流れてくることで、思考は加速します。
一度見始めると止まらず、気づいたら1時間…ということにもなりかねません。
代替案:どうしても手持ち無沙汰なときは、
音声だけのガイド瞑想アプリや睡眠用音楽を“画面を見ずに”流すのがおすすめです。
■ やってはいけないこと②「明日のスケジュールを確認・整理する」
「明日忘れ物ないかな?」「あれやっておいた方が…」
こうした不安から予定を確認したくなるのも、考えすぎタイプの典型です。
予定を確認するつもりが、頭の中で明日の段取りを組み始めてしまい、興奮状態に。
脳が“仕事モード”に入ってしまうと、眠りとは逆の方向へ行ってしまいます。
代替案:スケジュール確認は夜ご飯後のタイミングなどに済ませておき、
寝る前は「思考を手放す時間」と割り切るのが大切です。
■ やってはいけないこと③「寝なきゃ…と自分にプレッシャーをかける」
これは私自身もよくやっていた失敗です。
「何時までに寝なきゃやばい…」「寝ないと明日使い物にならない…」
こうした焦りや不安が、かえって眠れない原因になります。
脳はプレッシャーに対して“警戒モード”に入り、交感神経が優位になってしまうのです。
代替案:「眠れなくても横になってるだけで体は休まってる」と自分に言い聞かせること。
思考よりも体感に意識を向ける(呼吸・体の重さなど)ことでリラックスを促せます。
■ やってはいけないこと④「日中の失敗や嫌な出来事を反芻する」
布団に入ると、なぜか今日のミスや恥ずかしいことばかり思い出してしまう――これはネガティブな思考が強まりやすい時間帯だからです。
夜はメンタルが不安定になりやすく、昼に比べて悲観的な思考になりやすいという研究結果もあります。
自分を責めたり後悔したりすると、眠気はどんどん遠のいていきます。
代替案:ノートに思ったことを5分だけ書き出す「脳のデトックス」を試してみましょう。
書いたらすぐ閉じて、処理は“明日の自分”に預けてください。
■ やってはいけないこと⑤「時間を気にして時計を何度も見る」
時計を見るたびに「もう○時…」「あと○時間しか眠れない」と焦る。
これも眠れない夜あるあるです。
でも、この行動が余計なプレッシャーを生み、眠れないスパイラルを強化してしまいます。
代替案:スマホや時計は見えない場所に置くのがベスト。
「時間を気にしない環境」が、心の余白を作ってくれます。
■ まとめ:「考えすぎの夜」は、行動を変えるだけで楽になる
眠れない原因が“考えすぎ”にあるとき、脳を刺激する行動や、焦りを増幅させる行動を避けるだけで、状態は大きく変わってきます。
今日からできることは:
- スマホを手放す
- 予定は寝る前に見ない
- 「眠れなくてもいい」と受け入れる
- ネガティブな思考を書き出して終わらせる
- 時間を見るのをやめる
これらはすぐにできることばかりです。
大切なのは、「眠ろうとしないことが、眠るための近道になる」ことに気づくことです。
あなたの夜が、少しでも穏やかになりますように。
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